2017年09月18日

よくある皮膚病 その1

こんにちは!
本日は日常的によく出会う皮膚病についてお話したいと思います。

こんな状態の皮膚を見たことはありませんか?
円形に皮膚がめくれて、めくれた皮膚の下が赤くなっています。
IMG_0376.JPG

これは「膿皮症」と言って、細菌感染によって起こる病気です。
細菌感染といっても特殊な菌が感染を起こすわけではなく、日頃から皮膚の上にいる「常在菌」が過剰に増殖してしまって起こるケースが多いです。
なぜ常にいる菌が増えてしまうかというと様々な原因がありますが、夏場に出やすい子は汗をかくことにより細菌が増えやすい環境が整ってしまうなどが考えられます。

感染症ですから、よくある痒み止め(ステロイド)では治りません。一時的に痒みが改善することはありますが、根本的な解決法は別にあります。
抗生物質の内服や外用剤(塗り薬)、シャンプーでの治療が必要となります。

また、近年人の医療では耐性菌の問題が大きく取り上げられていますが、動物医療においても同様のことが言えます。
ずっと抗生剤を飲んでいるがよくならない…。それは細菌が耐性を獲得し、抗生物質が効かない状態となっている可能性があります。その場合は、しっかりと効く可能性のあるお薬を調べたうえで治療を開始する必要があります。

内服の抗生剤と比較し、外用剤やシャンプーは耐性を獲得しにくいとされていますので、手間はかかりますが、おすすめの治療です。
当院ではこのように一つの病気に対しても多面的に治療プランをご提案いたします。

皮膚を見て、写真と似ているかも…と思われたら、お気軽にご相談ください(*^▽^*)



posted by 鈴木 隼人 at 15:42| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
いつも丁寧な診察をありがとうございます。楽しみに拝読したいと思います。
Posted by 市川サバティンガ at 2017年09月25日 20:32
市川様
コメントありがとうございます。今後もわかりやすい診察、説明を心がけたいと思います。よろしくお願いします。
Posted by 鈴木 at 2017年10月02日 21:32
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